冴祥

冴祥(さえさか)

 

 下界と異界を行き来して、魔具や神器を扱う商人の男。

 人間としての名前は、月城蒼(つきしろ そう)。

 人外であるが、その素性は謎に包まれている。

 神秘的な美形であり、変に色っぽい。

 脱力系の物腰であるが、時折鋼のような本質が覗くことも。

 人外の正体を現すと、月のような鏡のかかったきらめく角、黒虹色のヒレを持つ龍の尻尾をたなびかせる、古い時代の貴人のいでたちの人外となる。

 その体の周囲に幻の鏡を展開させて、様々な神通力で戦う。

 かつて刻窟に封じられていた神器のことを調べているようだが、その目的は不明。

 商人見習いの暁烏(あけがらす)を引き連れていることが多い。