14 決着

 煤けた壁に取り付けられたコンセント口から迸った電光が、チカゲたちを薙ぎ払おうとした。

 すっかり埃の降り積もった廃病院の廊下は、いつもの薄暗い雰囲気とは遠い、サイケデリックな怪奇現象と化け物の展示場になっていた。

「……!!」

 空凪のコンパスが一瞬光ったように見え、その瞬間まばゆい電光は、共鳴者たちではなく彼らの目の前に立ちふさがっていた、入院用ベッドの骨組みと、それから生えた触手のような幾筋もの包帯に炸裂した。

 奇妙な医療器具クグツが体を震わせる。

 少し前まで共鳴者たちに巻き付いて生気を奪い取っていた包帯は黒く焦げた灰になって崩れ、ベッド自体も塗料が剥げてめくれ上がった。動きが鈍る。

 

 チカゲ、百合子を前列に、術師的な能力の空凪を一段後ろに配した逆三角形の隊列で、共鳴者たちは戦っていた。

 対するは、四体の医療器具クグツだ。

 ベッドの骨組みに包帯を巻きつけたかのようなその、一見戦闘能力のなさそうな代物は、包帯を巻き付けて生命力のようなものを吸収したり、毒と思しいものを流し込んだり、はたまた空中に医療用のはさみやメスのような刃物を現出させてそれを弾丸のように射出してきたりした。

 

 焦げたベッド四つが、空中にふわりと浮き上がった。

 次の瞬間、ハリケーンに巻き込まれた家具のような勢いで空中をかっ飛び、チカゲと百合子に殺到した。

 

「やぁっ!!」

「残念」

 チカゲの石刀が唸りを上げ、百合子の銃が火を噴く。

 石刀の軌跡に巻き込まれたベッドはバラバラに断裁され、銃弾の命中した方は粉々に砕け散る。破片が飛び散った。

 

「おわっ……」

「まだだ!!」

 頭上で、ごうっと唸りを上げたのは、空調装置。病院全体に張り巡らされたエアコンの吹き出し口の一つだった。

 

 凄まじい勢いで、熱風が吹き出した。

 それはさながら、火山の噴火の時に山肌を走り降りる火砕流のような温度を持っていた。一瞬で空気が歪む。壁の掲示板に貼りだされたまま忘れられた、何か催し物のチラシらしきものが一瞬で燃え上がる。両側の事務室らしき扉も、一気に高温で変色を始める。

 廊下全体が高温による陽炎に覆われ、可燃物という可燃物が燃え上がる中、共鳴者たちはそこにたたずんでいた。

「悪いな。俺もそう簡単にはやられていられないんでな」

 陽炎の壁の向こう、何故か高温の侵入しない一角を、空凪は作り出していた。「常温→高温」の温度変化の方向性を操っているらしい、というのは、すでにチカゲにも百合子にも了解済みのことである。

 

「さよならッ!!」

 チカゲが神速で石刀を振るった。

 天井に据え付けられていた、エアコンの吹き出し口が破壊される。細片となったプラスティック部品が飛び散り、端の崩れた大穴が天井に開いた。

 

 熱風がやむ。

 

「ふう。みんな、大丈夫?」

 チカゲが振り向く。

「大丈夫、これといった被害なし。所詮クグツだね」

 百合子がすいと銃を下した。

「こっちもだ」

 空凪は軽くうなずいただけだ。

 

 建物全体がクグツと化した魔の廃墟で、チカゲたちは戦っていた。

 といっても、移動する距離はさほどでもないはずなのだが。

 それでも、その途中にあるコンセント差し込み口からは高圧電流が放たれ、エアコンの吹き出し口からは火砕流のような熱風が吹き出した。

 それに加え、病院に置き捨てられたガラクタを使ったクグツが徘徊している。

 歩みはじりじりとしたものだった。

 

「……あそこが、院長室ね」

 百合子が先ほどの熱風でやや黒ずんだ、木目調の扉を銃で示した。病院というよりは、どこかの大きな企業の重役室のようだ。

「いいか、宇津。中に入ったら、打ち合わせ通りに」

 空凪が声をひそめた早口で念押しした。

「すぐに例の異空間に、俺たちと荻窪を隔離しろ。さもないと、この建物クグツがどんな加勢をしてくるか分からん」

 チカゲはうなずく。

「……分かった。入ったらすぐ、ね」

 何だか本格的な軍事行動のような作戦に、チカゲは今更ながら緊張した。

 それでも、腰が引けている訳ではない。

 もう、「当たり前の日常」なんていうものは、永遠に過ぎ去ってしまった。今や、ほんの少し前までの自分が認識すらしていなかったものが、日常にとって代わっている。

 この件を無事に終えることができるのかどうかさえ、今は断言できないが、もし無事に終えたとしても、あの愛しく懐かしい「日常」は永遠に帰っては来ないのだ。子供の日の夏休みの思い出みたいに、どんどん遠くなるだけなのだ。

 

 空凪が、周囲をチカゲと百合子に警戒されながら、院長室の扉に近付く。

「……扉に妙な仕掛けはないな」

 声を低めて、空凪は断言した。

 チカゲは百合子と顔を見合わせて無言でうなずき、扉の元は金色だったのであろう取っ手に手をかけた。

 一気に、引き開ける。

 

 内部に飛び込んだ途端、チカゲたちはぎょっとした。

 

「ああ、来たね。いらっしゃい」

「やっぱり、さっさと突破して来たよね」

「生意気。他の二人はともかく、宇津さんはもっと可愛いと思ってたのに」

 

 《《荻窪正太郎が三人いる》》。

 

 真正面の重厚なデスクに収まった正太郎の両脇に、仏像の脇侍《わきじ》のように、全く同じ顔、同じ声の少年が一人ずつ、計二人いたのだ。

 いい加減奇怪なことにも慣れ切っているはずの共鳴者たちが、衝撃で動きを止める。

「……お、荻窪くん!?」

 あまりのことに唖然とし、それでも警戒心が働いて我知らず石刀を構えたチカゲが呼びかける。

 空凪がその背後で自らの霊性事物であるコンパスを見詰めていた。

「……荻窪。本体は、デスクに座っているそいつだな? だが、他の二人も全くニセモノではない……」

 彼が、かすかに息を呑むのが聞こえた。

「そいつらは、まさか」

 

 三人の「荻窪正太郎」が、全く同じ顔でニィイ、と笑った。

「流石に、感度だけは高いねオマエ」

「コイツが一番生意気。ムカツク」

「最初にコイツを殺そうか?」

 本体、右の奴、左の奴、という具合に、声が飛んでくる。

 困惑気味な、百合子が口を開いた。

「空凪。まさか、こいつら」

「ええ。あの、資材クグツと一緒にいた奴と同じですよ。殺した人間の死骸を使って、自分のコピーをこしらえたんです、こいつは」

 絶対零度の声音で、空凪が断言する。

 チカゲの背中に、悪寒が走り抜けた。

 それに応えるように、三人の正太郎の悪魔的な笑みが深くなる。

 

「あのね。もしかして、僕らをバラバラにして各個撃破とか狙ってる?」

「無理、無駄。ちゃんとそうならないようプログラムしてる」

「本体から離されたら僕ら、本体が還って来るまで、外で暴れるように言われてるんだよね~~~……」

 その言葉に、即座に空凪の指示が飛んだ。

「宇津!! こいつらまとめて、俺らと一緒の異空間へ!!!」

 チカゲは一瞬逡巡する。

「仕方ないわ、チカゲちゃん。それしかない、早く!!!」

 百合子にも促され、チカゲは「霊性事物」を発動させた。

 

「おお、きれいだね」

 本体の正太郎が珍しくはしゃいだ声を上げた。

 彼と、彼のコピークグツ、そしてチカゲたちの周囲には、満天の星空か宇宙空間のような広大な広がりがあった。

 すでに、あの豪華さの名残だけが残る院長室は影もない。

 

「宇津さぁん。君がやったの?」

 正太郎の本体がニタニタと、チカゲに話しかけてきた。

 なんと答えるべきか困惑しているところへ再び、

「やっぱりさあ……宇津さんはトクベツだって思うんだよ。『共鳴者』とか、そういうチャチなのじゃなくてさ。もっと、凄い『トクベツ』」

 ねっとり絡みつくような声で言われて、チカゲはぞわりとした。巨大な生暖かい舌で舐め回されるような不快感。

「ねー。本体が、宇津さんだけに話があるって。他の二人は黙っててね」

「お呼びじゃないからね、分かった?」

 コピークグツ1号2号が、ぞんざいな口調でそう言い渡した。

 空凪も、百合子も答えず、それぞれの霊性事物を構える。

 

「ねえ、宇津さん」

 どこか酔いしれるような声で、正太郎はチカゲに呼びかけた。

「……私に話って。なに?」

 チカゲもまた、油断なく石刀を構えたままだ。

「これさあ、やめてあげてもいいよ」

 唐突な正太郎の言葉に、チカゲは一瞬耳を疑った。

「それはどういう……」

「代わりに条件がある」

 ぬったりした、正太郎の笑いが間近に見えるような気がして、チカゲは後ずさりしたくなった。

 

「あのね。あの。……ずっと、僕の、傍に、いて、くれる?」

 

 いきなりの言葉に、一瞬呆気に取られたチカゲは何か言おうとしたが、それに先んじて。

「やっぱりな。お前、結局のところ目当てはそれだろ。宇津が目当てでこんなことをしたんだな?」

 空凪が嘲りも露わにそんな風に受け答えた。

「なにもかも、どっか妙だと思った。お前、クグツに宇津を襲わせたのも、そもそも、死なない程度の怪我をさせて、どこかに連れて行こうとしたんじゃないのか?」

 ぎょっとして、チカゲは空凪を振り返った。彼の表情は冷たかったが、目が怒りできらめいている。

 それに答えた正太郎の表情は、笑い。だが、愉快そうな笑いではなく、怒りと恨みをたぎらせた、じっとりした凶暴な笑いだ。

「お前の性格では、自分から声をかけるなんて、物凄い難易度が高かった。悩みに悩んで、お前は自分が『普通以下じゃなくなればいい』と思ったんじゃないのか? それで、マガツヒの力を手に入れようと思ったんじゃないのか?」

 

 空凪の告発が、広やかな空間に殷々と響く。

 チカゲは、混乱の極みにあった。正太郎が、そもそもこうなった原因が自分。何故だ。全く、身に覚えがない。接点など、一年の時に同じクラスだったというだけで、それでもまともに話したこともないというのに。

 

「……君、チカゲちゃんが好きだったのね。それで、気を引こうとそんなことまでしたんだわ」

 重苦しい声で、百合子がダメ押しした。

「周り中にチヤホヤされるように、マガツヒの力を使って自分を『設定』したのに、チカゲちゃんには見向きもされなかった。ヒーロー気取りで、『悪い奴』をやっつけてみた。自分の復讐と、ついでにチカゲちゃんの興味を引くために」

 彼女は、悲し気に一拍置いた。

「思い余って、今回みたいなことにまで話を発展させたのに、相変わらず見向きもされない、おまけにチカゲちゃんは『共鳴者』になって私らとつるんでる。で、我慢しきれなくなった訳ね。やけくそだったんだわ」

 

 チカゲはその説明を、どうにか飲み込もうとした。

 自分が全部の原因……

 

「宇津。全部自分のせいだなんて、思い込むなよ。それこそ、こいつの思う壺だぞ」

 不意に強い声で空凪に警告され、チカゲははっと我に返った。

「お前のせいじゃない。ストーカーが、誰か女の気を引こうとして、女の家族に危害を加えたら、その女のせいか? 違うだろ。徹頭徹尾ストーカーのせいでしかない。こんなことに丸め込まれるようじゃ、お前は共鳴者として、メンタルに問題があるぞ」

 

 どすん、と背中を叩かれるような強い言葉に、チカゲはすっと気分が落ち着いていくのを感じた。

「うん。ありがと」

「いやならいやって、はっきり言え」

 空凪に促され、チカゲは正太郎に向き直った。

「……荻窪くん。悪いけど、君の要請は飲めない」

 ニィイ、と泣き笑いの形に、正太郎の顔が歪む。

「……私、一色くんと約束があるの。君を片付けてから」

 冷たく、きっぱりと、チカゲは口にした。一色くん、というところを強調して。

「だから、君とは一緒にいられない」

 

「わぁあぁぁぁああああああぁあぁぁぁっ!!!!!」

 

 正太郎が絶叫する。

 その体がぐんと巨大化した。

 コピークグツ1号2号も、一気に巨大化する。

 三体が三体とも、マガツヒとしての正体を露わにした。

 

「馬鹿だね馬鹿だね馬鹿だね」

「あっさり終わるところだったのにね」

 

 手前勝手なことを言いながら、コピー1号2号は、それぞれ空凪と百合子の前に陣取った。あの奇怪なバランスの巨体でありながら、風のような速さだ。

 けたたましい裏返ったような笑い声と共に、共鳴者たちに黒い炎の玉とでも言うべきものが降り注ぐ。空間のどこかから呼び出しているように、無尽蔵にそれは降り注いだ。

 

 大音声。

 

「あれ~~~いなくなった? いなくなった?」

「あんなに張り切ってたのに……!?」

 そう叫んでいたコピークグツ1号の胴体が、ずるりとずれた。

「あれ?」

 重たい音を立てて、巨大な胴体が星を映す地面に転がった。

 まるで古びた鉄塔が大風で倒壊するように、コピークグツ1号は破壊された。

 目の前にいたのは、空凪を庇うかのように石刀を振り抜いたチカゲだ。

 

「あ? あぁ!? ァあァああァッ!?」

 混乱の悲鳴を上げたコピークグツ二号の胸を、巨大なエネルギー弾が貫通し大穴を空けた。

「悪かったわね。何度も同じ手は通じないわよ」

 そこにいたのは、霊性事物である銃を構えた百合子。

 重低音の二撃目、三撃目。

 胸から上が消滅したコピークグツは、そのままどうと倒れた。

 

「なんでなの、なんでなの、なんでなの……」

 誰にともなく訴えかけるように、マガツヒと化した正太郎本体は、呻いていた。

「なんでなのッ!!!」

 彼の足元から、びゅんと黒い流れのように、影が伸びた。

 チカゲたちを取り囲む。

 それは濃緑色のペンキのように流れ、共鳴者たちの足を浸そうとする。平面の影のように見えたそれは、彼らの足に触れた途端、新たなクグツのように伸び上がり、彼らを雁字搦めにした。

「くっ!!」

「まだまだだな」

 チカゲと百合子が息を呑んだ瞬間、空凪は霊性事物を発動させていた。

 

 バシン!! と叩き付けるような音と共に、影が退いた。

 まるで、水に浮かんだ油に強力な洗剤を落とした時のようなあっさりした離れぶりだった。

 時間を逆戻しにしているかのように、影が正太郎の元に還っていく。

 

「くそ……一色、なんで……」

「悪いな。宇津にばっかり負担をかけられない。それに、俺も成長はしてるんだ。主にお前のお陰でな」

 ガチガチと歯を震わせる正太郎に向け、空凪が冷たく言い放つ。

 

「……なんで、お前ばっかりなんだよ!?」

 正太郎が、すでに人間でない口で絶叫を放つ。

「!?」

 自分に向けられたものと判断した空凪は、眉をひそめる。

 

「無愛想で!! 感じ悪いのに!!! なんで宇津さんはお前なんか好きになったんだよ!!! 答えろよ!!!!」

 

 悲鳴のような言葉と裏腹に、言いかけられた空凪の方は、冷静になっていくようだった。

「……誰かの好意を勝ち取りたいと思ったら、まず最低限、他人を手当たり次第に餌食にしなければ気の済まないほどの飢えを、どうにかするんだな」

 冷ややかに、空凪はシルクハットのつばを持ち上げる。

「それじゃ誰もお前に近寄れない。お前がどんなに好意を持っても、だ」

 

 けだものじみた、というも愚かな絶叫が迸った。

 

 同時に、蒼い着物の袖と裾が翻る。蒼い椿が星空の下、幻妖に咲く。

「楽にしてあげる」

 降り注ぐ隕石のような魔力の塊を無効化しつつ、チカゲは一気に石刀を振るった。

 斬り断たれるというより、爆砕されるように。

 縦一文字に斬り下された正太郎は、見る間に細かい破片に変わって、異空間の大気に溶けていった。

 

「さよなら、可哀想なひと」

 

 チカゲのその呟きは、空凪の耳にも百合子の耳にも届かなかった。

 

 

「ふう。やれやれ、ようやく終わったわねえ」

 やや傾きかけた陽を見やりながら、百合子は廃病院を後にした。チカゲと空凪が、後に続いている。

 

 まるであの騒動が嘘だったかのように、廃病院内にも街中にも、クグツの気配が消えていた。

 唐突に攻撃目標を失った自衛隊は恐らく今頃唖然としているだろう。

 だからと言って、彼らに情報提供というのも、無理な話だ。「霊性事物」だの「共鳴者」だの「マガツヒ」だの、まともな神経を持った誰が信じるだろうか。

 

「さて、一旦、『いろいろ屋』に寄って、マスターに報告してから帰るか」

 大儀そうに、空凪が腰を腕を回す。

「あー、その前に。空凪、チカゲちゃんと、ちゃんとしたデートの約束なさい? あいつにあそこまで啖呵切ったなら、きっちりしないとあいつも浮かばれないわよ」

 百合子の言葉に、チカゲと空凪はまじまじと顔を見合わせる。

 さっきまで興奮してそれどころではなかったが、自分たちは結構恥ずかしいことを……

 

「ん……あの……」

「……俺のばあちゃんがさ。昔から気に入っていて、教えてくれた食べ物屋があるんだけど。そこでいいか? ……ロシア料理とか、大丈夫か?」

 無意味にシルクハットの位置を直す空凪に言われて、チカゲはふっと頬を赤らめた。

「……うん。嬉しい。ありがと」

 ふとまじまじとお互いを見て、なんで正太郎に言ったような感情を抱くようになったのだろうと記憶をまさぐったが、はっきりとは思い出せない。あの助けてくれた時より前から、何となく知ってたような気もする。

 

「さーて!! 厄介ごとは終わったし、面白いことはこれからだし!! スッキリしたなあ」

 呑気な百合子に、空凪が溜息をついた。

「……百合子さん。今回、徹頭徹尾、俺らで遊んでましたね?」

「ん~~~? なんのことかな~~~? おねーさんは、若者の健全育成に努めただけだわよ~~~?」

 けろけろ笑う百合子に溜息を更に重ね、空凪はチカゲを見た。

 チカゲも彼を見返す。何かが通じ合った。

「……乗せられたよーな気もするけどな」

「……乗りたくなければ乗らなくない、一色くんは?」

 そっと重ねた手に、晩春の日差しが降り注いでいた。

 

 

「霊性事物の世界共鳴」 【完】